退職後の傷病手当金申請手続きまとめ|実体験で綴る事前準備から支給終了まで

退職後の傷病手当金申請の流れまとめ

こんにちは、まいご(@maigostfr)です。

私は会社を退職した後、1年ほど休養していました。

この無職の休養期間を助けてくれたのが、「傷病手当金」という存在です。

「傷病手当金」自体はご存知の方も多いかもしれませんが、退職後からもらうこともできること、ご存知でしたか?

こちらのページでは、退職後に傷病手当金を支給してもらうための条件や申請の流れをまとめるとともに、支給までの長い道のりや、退職前に準備したこと、主治医や健康保険組合とのやり取りの記録など、私の実体験で綴った記事を交えて紹介していきます。

リンク先の実体験記事は日記形式で綴っているので、読み物としても楽しんでいただけると思います!

退職後に傷病手当金を受給できる条件

まずは傷病手当金をもらうための要件について振り返っておきましょう。

傷病手当金の支給要件(受けるための条件)は次のとおりです。

傷病手当金の支給要件

  • 業務外の事由による傷病であること
  • 療養中であること
  • 労務に服することができないこと
  • 休業期間が3日間を超えること

 

さらに、退職後に傷病手当金を受給しようという場合(退職後から新たに受給したい場合、または退職後も継続して受給したい場合)には、次の条件も必要になります。

 

退職後の受給要件

  • 退職の当日まで1年以上継続して被保険者の資格を有していること
  • 資格喪失時に傷病手当金の支給を受けている、又は受けうる状態にある者
  • 在職中、退職日、退職後のいずれも疾病や負傷により業務に従事できないこと

 

出勤に関する部分をまとめると、

  • 退職日の前までに3日間以上休業していること
  • 退職日も出勤していないこと
  • 退職後は仕事をしていないこと

をすべて満たしている必要があるのですね!

傷病手当金をもらうために退職前にやるべきこと

退職前に準備しておくべきことは次の2つです。

医師の診察を受けること

当たり前かもしれませんが、けがや病気の状態に関して、医師の診察・診断を受けておきましょう。

特にメンタル関連の不調など、病院に行くことをためらってしまったり、「退職してから通院することにしよう」などと先延ばしにしたりしてしまう人もいるかもしれません。

しかし先ほどの「傷病手当金の支給要件」にもあるように、退職前の時点で病気やけがの状態であることを確認しておく必要があります。

退職前であることはもちろん、できるだけ早めに医師の診察を受けておきましょう。

主治医にも退職を告げたよ〜垣間見えた実情主治医にも退職を告げたよ〜垣間見えた実情

健康保険組合のホームページをチェック

次に、所属する健康保険組合のホームページをチェックしておきましょう。

このご時世さすがにホームページくらいはあるかと思いますが、万が一なければ入社時にもらったはずの「健康保険のしおり」的な冊子をチェックしましょう。

ここでやることは2つです。

  • 傷病手当金に関する制度の詳細を確認
  • 「傷病手当金支給申請書」の書式をダウンロード

健康保険組合ごとに細かいルールや書式などが異なるケースもあるため、所属する健康保険組合のルールを確認し、不明点があれば照会しておきましょう。

私の場合は、健保のホームページを見ただけでは「退職後」に傷病手当金を支給してもらえるのかどうかがわからなかったため、健保に何度か問い合わせたのですが、あまりはっきりした答えをもらうことができず、もやもやしてしまいました。

体験談は「退職にあたり気になること~続・休養中の「傷病手当金」はもらえるのか?」からどうぞ。

退職後に支給開始する傷病手当金申請手続きの流れ

ここで、退職後に初めて傷病手当金を支給してもらうことになった私の経験から、退職後の傷病手当金申請の流れを時系列でまとめてみました。

STEP.1
退職月分の申請書作成
退職日の翌月になったら、初めての申請書を作成します。これは、在職最終月(退職月)の分で、退職前から要件を満たしていることを証明するためのものです。会社と医師から記入してもらう必要があります。
STEP.2
申請書を健保に送付
作成した申請書を健保に送付します。
STEP.3
健保からの照会文書に回答
健保から照会が来た場合には速やかに回答・返送しましょう。傷病手当金申請の長い道のり、前歴照会とヒアリングに回答!
STEP.4
翌月分も申請書作成、送付
退職後初月の分を申請します。
STEP.5
失業給付の受給期間延長手続き
ハローワークに行き、失業給付の受給期間延長手続きをしておきましょう。療養、出産、育児のために退職した人もハローワークへ行くべき理由療養、出産、育児のために退職した人もハローワークへ行くべき理由
STEP.6
支給開始連絡or入金を確認
支給開始の連絡がなく入金されているケースがあります。郵便物だけでなく銀行口座もこまめにチェックするようにしましょう。傷病手当金の支給決定通知書は来ないのが普通?振込入金記録を発見!
続く
このサイクルを月ごとまたは医師と相談して決めた期間ごとに実施します

STEP5でいきなり失業給付の話が出てきてびっくりされたかもしれません。

この「失業給付の受給期間延長手続き」は、傷病手当金受給の必須手続きではありませんが、傷病手当金の受給が終わったあと、就職活動をする期間に失業手当がもらえるようにするための手続きです。

詳細は「療養、出産、育児のために退職した人もハローワークへ行くべき大事な理由」をご覧くださいね。

傷病手当金の支給決定通知書は来ないことも

一般的には、支給が決定した場合「支給決定通知書」が郵送で届いたり、支給額の明細が送られて来たりするようです。

しかしこのあたりは所属する健康保険組合によって異なるようです。

私の場合は支給決定の通知やその後の支給額の明細等の連絡はまったくなく、ただ口座に入金されているだけ、といった状態でした。

最初の給付対象は7月分だったのですが、8月上旬に申請書送付し、結果、8月末日に入金された、というスケジュール感でした。

 体験談はこちら  傷病手当金の支給決定通知は来ないのが普通?振込入金記録を発見!

支給開始後のルーティーン

支給開始が確認できたら、ようやく安心して休養に専念できますね。

「傷病手当金支給申請書」ですが、1か月ごとに1枚の申請書を作成し提出するのが一般的です。

私の場合は2週間ごとの診察だったので、

  • 月の前半の診察の際に前月分の申請書の記入をお願いし、
  • 次の診察(月の後半の診察)の時に医師記入済申請書を受け取る

というルーティーンになっていました。

9月分の支給申請書は10月末に完成して健保に提出する、といったスケジュール感でした。

もちろん、数か月分をまとめて申請することも制度的には可能ですが、各組合のルールに沿っているか確認することと、何よりご自身が支給を先延ばししてしまって大丈夫なのかを充分確認してからにしてくださいね。

おわりに

退職後に傷病手当金を申請する場合の手続きについて、事前に確認しておくべきことや支給までの流れなど実体験をベースに紹介してきました。

私の場合は退職後1年3か月の間、傷病手当金に生活を支えてもらいました。
おかげでしっかりと休養を取りながら安心して治療に専念することができました。

手続きの細かい部分は申請先の健康保険組合によって異なるのですべてが同じようにはならないと思いますが、いち経験者の実体験として、今不安に思っている誰かの参考になればうれしいです。