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柔軟剤と洗濯洗剤を無香料のものに変えてみた|ゆるやかに化学物質過敏症対策

無香料の洗剤と柔軟剤

皆さんは洗濯するときにどんな洗剤を使っていますか?
いわゆる洗濯洗剤と柔軟剤、この2種類の洗剤を洗濯機の洗剤口に投入しスタートボタンをぽちっとするよ!という方が多いのではないでしょうか。

そんな方にとってはびっくりな話かもしれませんが、「うち、洗剤使ってませんけど」という人たちも多く存在しているのをご存知でしょうか?

我が家では、もう1年以上前から柔軟剤を使わなくなり、洗濯洗剤もごく少量使うだけとなりました。
上記のように「うち、洗剤全く使ってませんよ」という境地にまでは至っていないのですが、我が家なりに無理しない範囲で身の丈にあった状態をキープしているといったところです。

それまで使っていたアリエール+レノアの最強コンボから卒業するに至った理由や、どんな手順で進めていったのか、などについて残しておきたいと思います。

柔軟剤・洗濯洗剤の使用を考え直した背景

きっかけは化学物質過敏症について知ったこと

以前ブログにも書いたのですが、「化学物質過敏症」という存在を知ってから、私は柔軟剤を使うことについて考え直しました。
香害、まさかの自分加害者説?:化学物質過敏症について知っとこ!香害、化学物質過敏症…誰かを苦しめてない?:できることから変えてみよう!

自分自身、誰かの柔軟剤のニオイがきついなーと思うことがたまにあったのですが、化学物質過敏症で苦しむ人たちの多くが、柔軟剤の香りが微かにするだけで気分が悪くなってしまうのだそうです。
その程度は幅広く、近くで接する人はもちろん、すれ違っただけの人の服から漂う柔軟剤の香りだけでも体調が悪くなり、仕事や学校に行けなくなってしまった人もいるようなのです。

参考
日本に新しい公害が生まれていますシャボン玉石鹸

その原因にあげられるのが、柔軟剤に多く含まれている人工香料。
もちろん、人工香料が含まれているのは柔軟剤だけではなく、整髪料や制汗スプレー、ヘアコロンなど身近にたくさんあるのですが、人工香料と気分が悪くなることの因果関係が疑われる大きなきっかけが香り付き柔軟剤の普及だったのではないでしょうか。(個人的推測に過ぎませんが)

柔軟剤はそれを使用する家庭のあらゆる布製品に香りが残るものなので、大人だけでなく子どもまでその香りをまとうことになります。

子どもたちの小さい体で受け入れられる許容量を超えてしまって、気分が悪くなるなどの症状が大人たちより顕著に出てしまう、というのもなんとなく想像しやすい話ですよね。
(「化学物質過敏症はアレルギーとは異なる」という説明を以前見たりもしたので、「許容量を超えて発症する」的なものではないのかもしれませんが)

こういう現状について知った時、タバコで気分が悪くなってしまう自分にとっては他人事とは思えませんでした。
周りにいるかもしれない化学物質過敏症の人たちのためにも、そして将来の自分自身や家族のためにも不要不急な柔軟剤の使用は控えたほうがいいな、と思ったのです。

柔軟剤・洗濯洗剤をゆるやかに変えてみた!

ここからは、我が家で柔軟剤や洗濯洗剤を少しずつ変えていったときのことを書いていきたいと思います。

やっぱり当初は、

柔軟剤使わないで本当に大丈夫なの?ガビガビにならない?

などの不安みたいなものがあったので、ゆるやかに少しずつ変えていこう、と心掛けました。

ステップ1:柔軟剤を無香料のものに変更

最初は柔軟剤を無香料のものに変えてみることから始めてみました。
使ってみたのは「ヤシノミ柔軟剤」という柔軟剤。

ドラッグストアやスーパーでは私は見かけたことがなかったので、ネットショッピングで購入。

もともと柔軟剤に求める効果って、「タオルや洋服の肌触りを柔らかくしたい!(パリパリ・ガビガビはイヤ!)」というものだったのですが、ヤシノミ柔軟剤も柔軟剤だけあって全く問題なく仕上げてくれました。

今まで使っていたレノアよりちょっと高いけれど、仕上がりは何の問題もなし!ということで若干拍子抜けするくらいの安心感でした。

ステップ2:洗濯洗剤も無香料のものに変更

無香料の柔軟剤への移行が何の問題もなく進んだことに嬉しくなり、この勢いに乗ってついでに洗濯洗剤も無香料のものに変えました。

使ってみたのは「ヤシノミ洗剤」と「緑の魔女」。
柔軟剤を調べた時と同じように、化学物質過敏症の方や自然派の方々のブログなどを参考にしてピックアップしました。

本当は比較してそれぞれの特徴などご紹介できれば良いのでしょうけれど、我が家はそれほど汚れが目立つような洗濯物もなく、どちらを使っても洗濯物はさっぱりときれいに洗いあがってくれました。というわけでどちらも私にとっては合格点以上でした。

ヤシノミ洗剤は、上記ヤシノミ柔軟剤と同じサラヤというメーカーの洗剤です。

一方、緑の魔女はドイツ生まれの地球にやさしい洗剤シリーズで、環境を汚さない成分で作られた洗剤です。
我が家ではトイレの洗剤や食洗機の洗剤で実績があったため、こちらも使う前からある程度の安心感を持ってトライできました。

注意

こちらの緑の魔女の洗濯洗剤ですが、改めて公式サイトを確認したら「フローラルの香り」ということでした。
私が購入した時点での商品は強い香りではないけれど、わずかな香りでも気になる方は控えたほうがよいかも。




注意点:余計な悩みを抱えないために

せっかく洗濯方法を変えようとしたのに、洗濯効果が落ちてしまったように感じたり、ニオイが気になっちゃったりしては残念ですよね。
ここからは、私が洗剤や柔軟剤を変えた過程の中で気づいた注意点を残していきたいと思います。

部屋干しは風通しを確保しよう!

せっかく柔軟剤や洗濯洗剤を変更しても、干すときに注意を怠ってしまうと、またニオイ問題に悩まされることになります。
特に花粉や梅雨などで部屋干しする場合、サーキュレーターを回すなど風通しはしっかり確保しておきましょう。

また、洗濯し終わった物を干すときだけでなく、洗濯前のものも湿った状態で放置するのは極力避けましょう。

我が家の場合、夜使ったバスタオルを翌日洗濯機を回すまで湿ったまま放置してしまうことがたまにあり、その時は洗濯後になんかクサイ、、、ということになりがちです。

湿った状態になる衣類やタオルについては、洗濯の時間が来るまで乾きやすいように広げておいたり、エアコンやサーキュレーターの風が当たるように工夫しておくと、余計な悲劇を招かずに済みますよ。

洗濯槽洗浄をしてみよう!

それから、緑の魔女の商品説明で知ったんですけど、緑の魔女のように生分解性に優れた洗剤を使用すると、その効果で洗濯槽のカビがはがれていくらしいです。

これはとっても嬉しいことなんですが、普通に洗濯していると、そのはがれたカビがすすぎ切れずに洗濯物についちゃったりして、「なんかカビついてる!」「変なニオイする!」ということが起きちゃうみたいなんです。
(たしかに、アマゾンのレビュー見ると、そういうことを書いている人がちらほら見受けられます)

なので、これらの商品を使い始めて少し経ったところで(もちろん使い始める前でもいいと思います)、一度洗濯槽洗浄を行ってみるといいと思います。
特に、ニオイが気になったり、カビっぽさを感じてしまった場合にはすぐに洗濯槽洗浄してみると、効果絶大かもしれませんね。
これでたぶんはがれたカビもすっきり消えてくれることでしょう。

柔軟剤・洗濯洗剤をゆるやかに変えてみた!のまとめ

ここまで、私が柔軟剤や洗濯洗剤を無香料のものに変えてみた理由とどんなステップで変えていったのかについて紹介しました。
実はこの後、もう1ステップ先に進んで試してみていることがあるので、それはまた別の記事でご紹介したいと思います。