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マグちゃん洗濯2年間の評価|効果と注意点・コツをレビュー

こんにちは、嗅覚過敏なストレスフリー研究家、まいごです。

我が家では、無香料・エコのすっきり洗濯を目指して、「マグちゃん」という洗濯用マグネシウムを導入しています。
おかげで、洗濯洗剤はほんの少量、柔軟剤は全くなしで毎日の洗濯ができるようになり、とても満足しています。

今回はそんな「マグちゃん」で2年に渡って洗濯してきて感じたことを、実感した効果と注意点に分けて紹介したいと思います。

マグちゃん3年生である私の感想から、「マグちゃん」の効果を最大化するコツや、洗剤&柔軟剤での洗濯からの移行イメージを掴んでいただけることでしょう。

マグちゃんとは?|柔軟剤も洗濯洗剤も使わない洗濯方法

最初に「マグちゃん」について簡単にご紹介します。
このページをご覧になっている方は既にマグちゃんについてご存知の方も多いと思うので、説明は要らないよ!という方は次の見出しに進んでくださいね。

マグちゃんとは?

「マグちゃん」は、高純度マグネシウムの粒がメッシュ状の袋に入っているもので、洗剤の代わりとして洗濯機に投入するものです。

オンラインショップのページでは以下のように説明されています。

マグちゃんは、「マグネシウムと水だけで洗う」つかう人と環境にやさしいお洗濯です。
高純度99.95%のマグネシウムと一緒に衣類を洗濯するだけで、水素を発生しアルカリイオン水に変化。水道のお水が石けん水に!
洗剤なしでも皮脂汚れをスッキリ落とし、部屋干し後のイヤなニオイも残しません。敏感肌の方にもおすすめです。


参考
マグちゃんOnlineShopマグちゃん公式ショップ

マグネシウムの粒が水と反応し水素を発生することで、洗濯機の水がアルカリイオン水に変化、洗浄力・抗菌力を持つようになるそう。

マグちゃんの種類:洗濯量によって選べる

マグちゃんには種類がいくつかあるのですが、違いはマグネシウムの量だそう。
日々の洗濯量や洗剤と併用したいか否かに応じて、適したものを選ぶのがよさそうです。

  • 洗たくマグちゃん(50g)
  • ランドリーマグちゃん(100g)
  • ベビーマグちゃん(70g)

我が家は初代は「ランドリーマグちゃん」にお世話になりましたが、洗剤と併用することの方が多く、そのような場合にはマグネシウム量の少ない「洗たくマグちゃん」でも十分、ということが分かったので、2代目は「洗たくマグちゃん」にしました。
(この記事に貼っている商品リンクについても、初めて使う方に最適な「洗たくマグちゃん」の方を表示しています)

我が家のマグちゃん洗濯への移行ステップ

我が家は当初アリエール+レノアの組み合わせで洗濯していたのですが、そこからマグちゃん洗濯に至った経緯は以下の通りです。

STEP1
柔軟剤の無香料化
柔軟剤を無香料のものに変更。
STEP2
洗濯洗剤も無香料化
次いで洗濯洗剤も無香料のものに変更。この時はエコの観点も気にしてセレクト。どんな洗剤を選んだか興味のある方は以下の関連記事をご覧ください。無香料の洗剤と柔軟剤柔軟剤と洗濯洗剤を無香料のものに変えてみた|ゆるやかに化学物質過敏症対策
STEP3
初代マグちゃん導入
「ランドリーマグちゃん」を購入し、洗剤・柔軟剤と併用して使い始めました。

ランドリーマグちゃん

最初に購入したランドリーマグちゃん(大容量のお洗濯に対応)

STEP4
柔軟剤の購入ストップ
柔軟剤を使い切ったタイミングで新たな柔軟剤購入をやめました。
STEP5
2代目マグちゃん購入
初代を使い始めて1年以上経過したので2代目として「洗たくマグちゃん」を購入。

洗たくマグちゃん

2代目には洗剤併用に適した容量の洗たくマグちゃんを購入

現在!

かかった期間についてですが、STEP1の柔軟剤を無香料にしてからSTEP4の柔軟剤やめるまでの期間は約半年くらいでした。



マグちゃんを2年使ってきた感想・評価

ここからは、私が2年間マグちゃんを使ってきた感想について、メリット(効果・よかったこと)とデメリット(注意点)に分けて評価していきたいと思います。

マグちゃんを2年使って感じた効果・メリット

ランドリーマグちゃん

マグちゃんを使ってきて実感した効果はこんな感じです。

  • 部屋干し中も乾いた後もニオイがない
  • 水分を含むと臭くなるタオルのニオイが軽減してきた
  • 洗濯槽のキレイが続くようになった
  • すすぎの回数が減るので水の節約になる
  • 総合的に考えるとコストもカバーできる

部屋干し中も乾いた後もニオイがない

これは一番の満足ポイントです。

香料が入っているものを使わなくて済むので、乾いた後の洗濯物が無臭であるのはもちろんですが、干すときも干している間も、部屋干しの何とも言えないニオイがしなくなったのはとっても嬉しいポイントでした。

水分を含むと臭くなるタオルのニオイが軽減してきた

タオルや運動用のTシャツなど、使用後濡れた状態になるような衣類って、湿っている間に菌が繁殖してしまうのか、すぐ臭くなっていたんですよね。

我が家の場合はバスタオルがそうで、使用後速やかにハンガーや物干しにかけてとにかく乾かすようにしてから洗濯していたのですが、それでもせっかく洗ったのに少し濡れるとニオイが戻ってくる、そんな状態でした。
おそらく汗やニオイの要素が繊維の奥に残ったままだったのだと思います。

それがマグちゃんで洗濯するようになってから、徐々にニオイとか汗の残留感が軽減しているように感じられました。
実際に洗いあがったバスタオルでお風呂上りの体を拭いていても、濡れることで戻ってきていたほのかな悪臭が登場しなくなりました。

洗濯槽のキレイが続くようになった

マグちゃんの効果で洗濯槽や排水ホースにこびりついたカビや汚れが徐々に取れていく、ということを事前に調べてあったので、マグちゃんを使い始める前に洗濯槽洗浄を行いました。
(低評価レビューの中には「汚れが洗濯物に付着するようになった」との内容のものもあったので、先に洗っておいた方がいいな、と判断しました。)

その後半年後くらいに再び洗濯槽洗浄を行ったのですが、最初の時と比べて汚れがほとんどわからず、洗濯槽のキレイがキープされているんだなあと感じられました。

すすぎの回数が減るので水の節約になる

洗濯と言えば標準コースボタンをピッと押すだけだった私はしばらく気づきませんでしたが、洗剤も減らし柔軟剤も使わなくなったので、すすぎの回数を減らせるんですよね。
洗い上がりの状態を見ながらすすぎの回数を減らせば、水も節約できてお財布にも環境にも優しいですね。

総合的に考えるとコストもカバーできる

コスト面での評価は、我が家の場合は総合的に考えてマグちゃんのコストは十分にカバーできたかなと考えています。

ちょっと歯にモノが挟まったような言い方になってしまったのは、もともとアリエール+レノアを使っていた時の洗剤代だけで比較するとちょっと高くついてしまうかな、というのが正直な実感だからです。(アリエールもレノアも詰め替え用200円!みたいなセール価格で買っていたので。。。)
しかも、最初に購入したのは我が家のニーズからするとオーバースペックな「ランドリーマグちゃん」(3000円程度)だったのでなおさらです。

ただ、うちはマグちゃん使用開始直前は無臭の洗剤・柔軟剤に切り替えていたので比較元のコストがちょっと上がっていたのと、マグちゃん2年目は身の丈にあった「洗たくマグちゃん」(1800円程度)に切り替えたので、2年間でならして比較するとマグちゃんでの洗濯の方がリーズナブルになりました。

水の使用量が減ったり、モノが減ったり(柔軟剤を置く必要がなくなった)といった副次効果もありますし。

マグちゃんを使うにあたり注意すべきこと・デメリット

洗たくマグちゃん

さてここからは、マグちゃんを2年使用してきて感じた注意点やちょっとした不便ってどんなことだろうと振り返ってみました。ざっと以下のようになります。

  • (使い始め)「洗剤なし」に対する心理的な不安がある
  • (使い始め)浮き上がった洗濯槽・パイプ汚れを除去する必要あり
  • (ドラム式の場合)扉に巻き込まれたまま挟まっていることがある
  • 長年染み付いた汚れ・ニオイは取れづらいかも

ここに記載したものの中には、あらかじめ知っておいてちょっと工夫すれば解消するものも多いので、一つずつ見ていきたいと思います。

(使い始め)「洗剤なし」に対する心理的な不安がある

これはおそらく皆さん最初に不安に思うポイントだと思います。
本当に洗剤なくて大丈夫なの?と。
私もマグちゃんを使い始めて長いですが、本当に洗剤全くなしでの洗濯にトライしてみるまではそれなりに時間がかかりました。

最初は洗剤を併用して、洗い上りの状態を確認しながら少しずつ洗剤を減らしていく、というやり方がいいと思います。

洗剤併用するならばマグネシウム量少なめの「洗たくマグちゃん」1個から始めるので十分です。

私は初代マグちゃんとして大容量の「ランドリーマグちゃん」を購入したのですが、こちらは洗剤なしで5㎏の洗たくができるスペックのものなので、正直我が家にはそこまでのスペックのものは要らなかったなぁ、と思いました。

(使い始め)浮き上がった洗濯槽・パイプ汚れを除去する必要あり

これはマグちゃんを使うメリットの裏返しなのですが、マグちゃんの効果で洗濯槽や排水ホースにこびりついたカビや汚れが徐々に取れていきます。
そうなると、取れたカビや汚れが洗濯物にくっついてしまって、「マグちゃん使ったら洗たくものに汚れが付くようになった!」というような悲劇が起こってしまう可能性が。

私は事前にこのことを把握していたので、使い始める前に洗濯槽洗浄を行いました。
公式ページによると、目安としては使い始めて2-3週間で汚れやカビが取れてくるとのことなので、そのタイミングで洗濯槽洗浄してもいいのかもしれません。

おかげで洗いあがった洗濯物にカビ汚れがついている、などという残念なことは起こらずに済みましたが、ここは使い始め時期の満足度を左右する重要な作業な気がします。

(ドラム式の場合)扉に巻き込まれたまま挟まっていることがある

我が家は途中で洗濯機が縦型からドラム式に変わったのですが、そこで思わぬ事態が発生。

たまにですが、洗濯が終わって扉を開けると、扉と本体の隙間の溝にマグちゃんが挟まっていることがありました。
しかもその挟まったマグちゃんにうっすらと黒い汚れがついていたりして(多分溝に溜まった汚れです、洗濯機そのものをちゃんと掃除しないといけませんね。。)

これはマグちゃんを他の洗たくものと一緒にネットに入れることで解決したので、ドラム式の方は使うときに注意してみるといいと思います。

長年染み付いたニオイは取れづらいかも

これは嗅覚過敏な私の主観によるところが強いのかもしれませんが、長年着ていて部屋干しの時に真っ先に臭くなるような衣類は、マグちゃんでいくら洗たくしてもなかなかニオイが取れない気がします。

何年か着てもヘタらないユニクロTシャツで比較しても、マグちゃん導入後から着始めたものだと2年経ってもニオイすっきりをキープできているのですが、マグちゃん導入前から着ていたTシャツは奥まで染み付いたニオイがまだ残っているんじゃないかな、、と思うときがあります。

マグちゃんを2年使用した感想・評価まとめ

マグちゃんでの洗濯を2年続けてきた感想を、実感した効果や注意点とともにご紹介しました。

私はこの洗濯方法がとても気に入っていて、3代目マグちゃんもそろそろ購入する予定です。

マグちゃんを自作している方もいるようなので、コスト面がネックになっている場合は自作を検討してみてもよいのかもしれませんね。

これから使い始めようかなと検討している方の参考になればうれしいです。