こんにちは、まいごです。
前回、前々回と、FXの仕組みを理解しよう!ということで、FXの主な特徴をご紹介してきました。
今回は、できるだけ安全に長期目線での運用を実現しましょう!っていう話と、そういう目線で運用するならどんなFX会社が向いているのか、といった話を整理したいと思います。
FXの特徴について知りたい方は、前回、前々回の記事を読んでみてくださいね。
FXの説明記事


目次
長期保有の目線を持ちましょう
デイトレードなど、超短期で大金を取引する方法もありますが、このような「短期決戦型」はハイリスクハイリターンです。
前回まで解説してきたように、FXは「レバレッジ」を効かせることができるため、自分が実際に持っている以上のお金を取引することができます。
それは、想像以上の「為替差益」を得られる可能性を表す反面、想像以上の「為替差損」を被るリスクも意味します。
私は、FXを今後の人生の収入源の一つとして考えているので、継続して安定した収益を得られることを重視します。
そのためには、
- 「スワップ」が毎日それなりの額入ってくること
- 「ロスカット」されないこと
が大切だと考えます。
ロスカットされちゃったら、「長期運用」も何もできないですもんね。
FX会社選びのポイント
上記のように「長期目線での運用」を考えている方には、どんなFX会社が向いているのでしょうか。
会社の信頼度や取引手数料などの目に見えやすいところ以外で、私が重視すべきと考えるポイントは以下の通りです。
狙いの通貨ペアを取り扱っているか
FX会社は星の数ほどありますが(大げさ?)、それぞれの会社で取り扱っている通貨ペアは異なります。
米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ポンド円などの主要な通貨ペアでしたら、大抵の会社は扱っています。
しかし、スワップが高い(政策金利が高水準)通貨で知られるトルコリラ、南アフリカランドなどは、扱っていないFX会社もあります。
なので、投資したい通貨ペアを取り扱っている会社間で、以下を比較してみましょう。
- スワップポイント
- スプレッド(買値と売値の差)
特にスワップポイントは毎日積み重なっていくものですので、長期運用戦略の方にとっては重要です。
スワップポイントをポジション決済せずに出金できるか
これ、私は最初なんのこっちゃ?って感じだったのですが、スワップ収益重視派には結構重要なことなんです。
例を使って説明してみますね。
例えば、私が米ドル円を10万通貨単位(=10万米ドル)保有しているとします。
私の口座があるFX会社では、米ドル円のスワップは1万通貨単位あたり1日25円だとします。
(本来はスワップは変動する可能性もありますが、わかりやすくするためずっと変わらないと仮定します)
そして、米ドル円を1万通貨単位買うために必要な証拠金は4万5000円だとします。
【状況をまとめると】
- 保有ポジション:米ドル円10万通貨単位
- 米ドル円のスワップ収益:1日25円✕10万通貨単位=250円
- 米ドル円の証拠金必要額:1万通貨あたり4万5000円
もし私がそのポジションを半年保有したら、スワップは
250円✕180日=4万5000円
になりますね。
長期戦略なので、私はそのポジションを決済しないで保有し続けたいのですが、
ここで得られたスワップ4万5000円を先に出金することができたら、新たに米ドル円を1万通貨単位買うことができますよね。
そうなると、私の資産は11万通貨単位に増え、毎日もらえるスワップの額も275円(250円+25円)に増えますね。
そうなったら嬉しくないですか?
もちろん、出金したスワップポイントはなにも同じFX口座の中で使わなくたってよくて、臨時収入的に美味しいものを食べに行ったり、他の口座の補強のために使ったって良いわけです。
このように、ポジションを保有し続けたまま、そのポジションから得られたスワップだけ先に出金できるかどうかで、資産の増えるペースに違いが出てくるんです。
定期預金の「複利運用」のようなイメージです。
これができるFX会社は意外と多くないので、長期運用派は要チェックです。
口座への入金が簡単にできるか
想定していない相場変動が起こってしまい、自分の保有ポジションが大きな含み損を抱えてしまった場合、その含み損の多寡によっては「ロスカット」という地獄がチラチラ見えてくるかもしれません。
万が一そのような事態になったら、口座に追加資金を投入して、「ロスカット」を食い止める必要があります。
相場が開いている限り、大きな相場変動はいつ起こるかわかりません。
まずいかも!と思ったときすぐに口座入金できるようになっているFX会社を選ぶことが大事です。
(多くのFX会社は、「クイック入金」などという名前で、主要な銀行の口座から24時間ネット入金できるような機能を備えていると思います)
おわりに
今回は長期目線での運用という点で、スワップを重視した運用をすることについて解説してみました。
短期的な売買と比べるとペースはゆっくりですが、しっかり理解して臨むことでゆっくり確実な果実を得ることができます。
この記事がFXに興味のある方の役にたてたらうれしいです。